BRUISEあざ
あざの原因
皮膚にできた色・形の異常の総称
あざは正式には“母斑”と言って、皮膚にできた色・形の異常を総称したものです。
あざは一般的には生まれつきの色素斑のことを指しますが、出生後に発生するもの、また成人してから出現するものもあります。
原因は明らかになっていない
生まれつきのあざ、また出生後に出現するあざも、母体内で体の一部が異変を起こしてできるものと考えられていますが、はっきりとした原因はわかっていません。
あざの種類
あざは大きくわけて赤あざ、青あざ、茶あざ、黒あざに分けられ、あざの種類や現れる症状によって治療方法や回数が変わってきます。
赤あざ
いちご状血管腫
いちごのように盛り上がりのあるあざで、生後まもなく出現して、どんどん膨らんだ後、1歳を境に自然に縮んでいきます。
そのため経過観察となるケースも多いですが、放っておくと跡が残ることがあります。
生後3ヶ月、遅くても生後6ヶ月までにレーザー治療を開始することが大事で、適切なタイミングで治療することで跡を残さずにきれいに治すことが可能です。
単純性血管腫
血管が異常に増殖してできるあざで、あざ全体の中でも発症頻度が高です。
生まれつきのものがほとんどで、色や形に変化はあまりありませんが、徐々に皮膚が盛り上がってくる場合があります。
※赤あざの治療に用いるレーザーは当院は導入しておりませんので、施術可能な医療機関の紹介をさせていただいています。
青あざ
太田母斑
目のまわりにできるあざで、日本人に多くみられます。
茶あざ
扁平母斑
あざ全体の中で最も発生頻度の高いもので、一般的に“あざ”と言われるものはこれを指します。
通常、数回のレーザー治療で治すことが可能です。
黒あざ
色素性母斑=ホクロ
ほくろの母斑細胞が複数集まってできるあざで、放っておくと悪性化するものもあるのできちんと診断を受けるようにしましょう。
あざの治療
Qスイッチルビーレーザー
皮膚の内側に蓄積されたメラニン色素だけを効果的に破壊できるレーザー治療器です。
まわりの正常な皮膚を傷つけずに治療でき、跡もほとんど残りません。
青あざや茶あざ、などが治療の適応となります。
CO2(炭酸ガス)レーザー
熱エネルギーで一瞬のうちに皮膚の組織を気化・蒸散させて、盛り上がりのあるしみなどに用います。
※当院では黒あざ(ホクロ)についてはCO2レーザーもしくは手術を行うこととしています。